ポーランド大統領「決断は必要」ロシア領内への長距離兵器使用容認との米報道受け

国際

 アメリカがウクライナによるロシア領内への長距離兵器使用を容認したとの報道を受け、ポーランドの大統領が「バイデン大統領の決断は必要だった」述べました。

ポーランド ドゥダ大統領
「北朝鮮の兵士が関与していると報じられていて、それは前線の状況を根本的に変えてしまう。だから私はバイデン大統領の決断は必要だったと信じている」

 ウクライナの隣国ポーランドのドゥダ大統領は18日、「ウクライナは効果的に自国を防衛する手段を持つべきだ」として長距離兵器をロシア領内への攻撃に使うことを支持しました。

 また、EU(ヨーロッパ連合)の外相にあたるボレル上級代表は、「EUが提供した武器を、ウクライナが使えるよう加盟国が同意することを願っている」と発言しました。

 一方で、オランダのフェルドカンプ外相は、「現在、ロシア側に北朝鮮軍が駐留していることを考えると、適切な対応だ」と評価する一方で、「残念なのは、ロシアにとってサプライズではなく、この情報がすでに漏洩(ろうえい)されていることだ」と指摘しました。