詩人の谷川俊太郎さん(92)老衰で死去 「二十億光年の孤独」など

社会

 日本を代表する詩人の谷川俊太郎さんが亡くなりました。92歳でした。

 息子の谷川賢作さんによりますと、谷川さんは13日の夜、老衰のため都内の病院で亡くなったということです。

 東京生まれの谷川さんは、1952年に詩集「二十億光年の孤独」でデビュー。

 絵本作家や翻訳家としても活動し、1975年には「マザー・グースのうた」で日本翻訳文化賞を受賞、教科書にも掲載された「スイミー」は幅広い年代に親しまれました。

 また、作詞を手がけたテレビアニメ「鉄腕アトム」の主題歌はアニメとともに大人気となりました。

 谷川さんは90歳を超えても精力的に活動を続け、インターネット上で言葉が持つ力や生き方について語っていました。

 葬儀は近親者ですでに執り行われ後日、お別れの会を行うということです。