琉球王の“墓”の落書きを巡り、逮捕された最後の1人はラッパーでした。その動機は…。
自称ラッパーの男
「自己表現のために“落書き”した」
落書きはイニシャルとみられています。
浦添市教育委員会 銘苅健教育長
「表現の場は色々あると思うが、書いていいものと書いていけないもの分別ができていない」
先月撮影された防犯カメラ映像。男ら3人が国の指定史跡文化財の琉球王の墓に現れ、立ち入り禁止の柵を蹴り飛ばし、スプレーのようなもので墓の壁に落書きを始めました。
さらに、3日後に再び現れ、電気工具のようなもので落書きした壁を削り取っていきました。
警察はこれまでに2人を逮捕していましたが、先週逮捕された最後の1人は住所不詳の自称ラッパー・見浪栞暫容疑者(21)です。
3人はラップ仲間で「自己表現のために落書きした」という供述に市の担当者は…。
銘苅健教育長
「(自己表現は)自分たちがやってるラップを使えばいいものを歴史的なものに落書き、大変残念に思ってます」
現在、琉球王の墓は閉鎖していて、今後、復旧作業を行うということです。