「年収103万円の壁」を巡り、連日行われている自民、公明、国民民主の協議。これまでは物別れに終わっていましたが、19日は進展があったようです。
■「103万円の壁」3党協議に進展
国民民主党 玉木代表
「経済対策の原案には回答ゼロです。これが続くのであればこれ以上、協議はできません。きょう、あすがヤマ場になるのかなと」
現在、自民・公明の与党側と国民民主党との間で行われている協議は2つ。「経済対策の協議」と「税制改正の協議」です。
このうち経済対策について政府は22日の閣議決定を目指していて、与党側に示した原案をもとに19日も3党による協議が行われました。
玉木代表は18日の時点で経済対策の原案に年収103万円の壁の見直しなど、国民民主党が強く求める政策が盛り込まれていないとやや不満顔です。
玉木代表
「肝心の『103万円の引き上げ』、また『ガソリン減税』。こういったものが盛り込まれておりませんでしたので、正念場…に差し掛かっているのかなと」
103万円の壁の見直しやガソリン減税につながる文言を経済対策に盛り込むよう求めている国民民主党。これに対し、与党側は…。
自民党 小野寺政調会長
「結論としてはあしたまた再協議をするということになりますが、考え方の間合いが詰まってきたという印象は持ちます」
一方の国民民主党は…。
国民民主党 浜口政調会長
「かなり前向きな打ち返しがありました。『103万円』であったり『ガソリン減税』についてのスタンスが我々としては持ち帰る中身に近付いてきたと」
「(Q.『103万円の壁を引き上げる』とか『ガソリン減税をする』ことが盛り込まれている?)その姿勢が示されていると。税制改正につながるようなフックをかけるような文言を経済対策の中に103万円とかガソリン減税については明記してほしいと申し上げてきましたので、それに対する打ち返しがあって互いの距離は縮まってきていると」