旧ビッグモーターの修理不正 調査対象は最大20万人

経済

 旧ビッグモーターによる保険金不正請求問題で、訴訟などを引き継いだ存続会社「BALM」は、修理の不正がおよそ8万件に上ることを明らかにしました。

 BALMによりますと、調査対象となったのは2018年1月から2023年8月末までの事故を巡り、旧ビッグモーターで修理を受けた客およそ20万人です。

 このうち、故意に車を傷付ける修理の不正などは最大でおよそ8万件に上るということです。

 補償の総額は数十億円規模になる見通しで、旧ビッグモーターの現金を基本に、創業家が拠出した資金も支払いに一部充てるとしています。

 今月下旬には対象者全員におわびの手紙を発送し、専用の連絡窓口について案内する予定だということです。