東京“40年ぶり寒さ”「あったかグッズ」好調 冬の絶景も

社会

■東京“40年ぶり寒さ”

 東京は実に40年ぶりの寒さとなりました。

 20日朝の都心は最低気温5.5℃と今シーズン一番の冷え込みを記録。

 東京駅では雨が降っていることもあり、道行く人たちはより寒さが身にしみる様子。厚手のアウターを着込む人やマフラーを巻く人も…。

 日中も8.8℃までしか上がらず、最高気温が9℃に満たないのは11月中旬として40年ぶりの寒さです。

街の人
「冬になった感じです。手袋をしないと。真冬の洋服を着てきました」

 強い寒気などの影響で全国的にも今シーズン一番の寒さを更新。ここ数日の冷え込みで本格的な冬支度を始める人も。

 19日、最低気温4.7℃まで冷え込んだ福井県では…。

60代 女性
「この寒さはちょっと急激に身にしみます」

10代 女性
「今朝はめっちゃ寒くて、布団から出たくなかったです」

■「あったかグッズ」好調 冬の絶景も

 そんな皆さんの身も心も温める「あったかグッズ」の売れ行きがここ最近、急速に伸びているといいます。

 冬の必需品のカイロには繰り返し使える充電式のものも。電源を入れた途端、じんわりと温かくなります。

 全国的に冷え込むなか、紅葉の見頃を迎えているのが長野県の清水寺です。参道は赤と黄色に色付いたトンネルに。

訪れた人
「こんなきれいなの初めて見ました」
「こんな立派な紅葉の場所があるなんて思っていなかったので、すごく良かったです」

 例年より10日ほど見頃が遅れましたが、今年の色鮮やかさは例年以上で、今週末までは楽しめそうだということです。

  岐阜県飛騨地方には19日、雪雲が流れ込み、北部の山沿いを中心に雪が降りました。辺りの山は雪化粧し、冬の装いを見せていました。

 今季一番の冷え込みとなった宮城県気仙沼市では港に冬の風物詩「けあらし」が現れ、幻想的な風景が広がっていました。

 21日、日中の気温は20日より高くなるところが多く、寒さは和らぐ見込みです。