神奈川県厚木市の保育園で運営している法人からのパワハラなどを理由に園長や保育士など40人以上が退職したことを巡り、保育士がストライキを行い、正常な保育園の運営などを訴えました。
長崎県の「社会福祉法人くじら」が運営する神奈川県内の「関口フェルマータ小規模保育園」などでは、法人側と園側とで運営を巡る方針の違いがあり、2019年4月からこれまでに園長や保育士ら43人がパワハラを受けたとして退職しています。
20日、保育士らが「違法な保育園の運営の改善」や「職員へのパワハラの防止」などを求めてストライキを行いました。
保育士
「パワハラを認めてつらい思いをした人たちに謝罪して、安心・安全な保育現場を目指すことを約束して下さい。私たちはただ子どもたちを守りたいだけです」
会見で保育士らは、法人側が「園長が不在なのに居るように見せ掛け、補助金を不正に受給していた」と話し、「パワハラによって保育士や園長の退職が続いている」と強く改善を訴えました。
園を運営する法人はANNの取材に対して「回答を差し控えます」とコメントしています。