鳥取・長瀬高浜遺跡の竪穴住居跡から青銅のやじりやガラス管玉などを発掘

社会

 鳥取県の長瀬高浜遺跡で古墳時代のものとみられる多数の出土品が見つかっています。竪穴住居跡からは珍しい青銅のやじりやガラス管玉(くだたま)も発掘されました。

 鳥取県湯梨浜町の長瀬高浜遺跡では、3世紀から4世紀の古墳時代前期の集落跡の発掘調査が進んでいます。

 壊れずに残ったままの大量の土器のほか、約4センチの「青銅のやじり」や約2センチの装飾品の「ガラス管玉」も見つかりました。

鳥取県教育文化財団調査室 君嶋俊行室長
「こうした竪穴住居から、いわば無造作に捨てられたような状態で出てくるということは、それだけこういった貴重品が村の中にふんだんに存在したということ。それだけこの集落がそういった貴重品をたくさん持った豊かな集落だったことを示している」

 長瀬高浜遺跡では昭和の時代から発掘調査が行われていて、湯梨浜町の羽合歴史民俗資料館では、これまでに出土した女性の人骨や刀などが今月24日まで一般公開されています。