青い海に浮かぶ美しい島。鹿児島県の徳之島で55歳の保育士の女性が血を流し、倒れているのが見つかりました。一体、何が。
■絶景の離島で何が?保育士殺害
奄美群島のほぼ中央にある南の島・徳之島。豊かな自然が残ることで知られ、2019年に日本最大級の「水中鍾乳洞」が新たに発見されるなど、いまだ手付かずの自然を感じられます。
そんな、のどかな島が騒然となる事件が起きました。
20日午後6時すぎ、55歳の菊池房子さんが自宅で血を流して死亡しているのが見つかったのです。体には鋭利なものによるとみられる傷があったといいます。
現場は島の南側で、田園地帯に住宅が点在する地域です。近所の人によりますと、菊池さんは夫と2人暮らしだったといいます。
亡くなった菊池さんは病院の託児所で保育士として働きながら地域の区長なども務めていました。近所の住民は「穏やかで気さくに話ができる人だった」と話していました。
人口約2万1000人ののどかな島で一体、何が起こったのでしょうか。
鹿児島県の徳之島で起こった殺人事件。犯人は島の住民なのか、観光客など島以外の人間なのか。そして、周囲約80キロの島でどこに逃げているのでしょうか。
島にはフェリー乗り場は2カ所あり、それぞれ一日2便と、一日置きに1便のフェリーがあります。空港は1カ所で、島から出発する定期便は一日7便です。すでに島の外に出てしまった可能性も考えられます。
警察は死因や当時の詳しい状況など調べを進めています。