内部が公開された崩落したトンネル。4カ月も通れない状態が続き、住民に影響が広がっています。
今月5日にドローンで撮影されたトンネル内の映像。泥で覆われた地面の先には大量の土砂でできた大きな壁が…。
さらに、天井部分からは水が激しく流れ込んでいます。
崩落したのは鹿児島の「北薩トンネル」。4850メートルの長いトンネルです。
今年7月に突然、土砂が流入。今も通行止めが続いています。この事態に住民は…。
男性住民(40代)
「子どもを公園などに遊びに連れて行く時、よく使用していました。さつま町方面に遊びに行く機会が減りました」
実家に戻る時、このトンネルを使うという男性は…。
鹿児島が実家の男性(40代)
「空港を結ぶ道路としてはすごく大事な道路。なんとか早く修繕していただけると、すごく助かる」
なぜ、約4カ月経った今も道路が復旧しないのでしょうか。
今回、撮影された映像で大量の水が流れ込む状況が続いていることが分かりました。
そして、水を抜くトンネルを作る計画が了承されましたが…。
北薩トンネル技術検討委員会 酒匂一成委員長
「どれくらい効果があるか見て決めるので、まずは始めてみないことには分からない」