東芝から分離 半導体大手キオクシアが来月東証に上場へ

経済

 半導体大手のキオクシアホールディングスが東京証券取引所から上場を承認され、来月18日に上場する事になりました。

 キオクシアは東芝が経営再建策として2018年に売却し、独立した半導体メモリーの大手です。

 今年10月の上場を目指していましたが、半導体の市況を見ながら上場の時期を先送りしていました。

 半導体はその特性上、価格の変動が大きいため、キオクシアは通常は上場承認後に提出する有価証券届出書を承認前に提出し、機関投資家からの情報を先に反映させることでより適正な価格で株価を設定できるS-1と呼ばれる方式を採用しています。

JPX 山道裕己CEO(最高経営責任者)
「ちょうど世界中で半導体関連の銘柄が色んな意味で注目されていますので、ぜひうまくいけばいいなと」

 また、S-1方式では承認から上場までの期間が通常より1週間程度短くなるため、価格変動リスクを下げる効果もあります。

 この方式が採用されるのは去年10月に導入されてから初めてです。

 想定されるキオクシアの時価総額は約7500億円となります。