英国王の戴冠式に約140億円の税金投入 政府「国をアピールできた」

国際

 去年行われたイギリスのチャールズ国王夫妻の戴冠式に約140億円の税金が投入されていたことが分かりました。

 イギリス政府が公開した年次報告書によりますと、去年5月に行われたチャールズ国王とカミラ王妃の戴冠式に関連した費用として、7200万ポンド、日本円で約140億円の税金が使われました。

 このうち式の開催に約97億円、警備費用として約42億円を費やしたということです。

 チャールズ国王は生活費の高騰に苦しむ国民感情に配慮し、式典の縮小を希望したとされていますが、一部の国民から戴冠式への税金の投入に批判的な声も上がっていました。

 イギリス政府は「戴冠式のニュースが世界で10万件以上作られ、推定で125カ国、20億人に届けられた」として、「イギリスを世界にアピールする良い機会となった」と説明しています。