拉致被害者家族会 早期解決を石破総理に訴え

社会

 石破総理大臣も出席した北朝鮮による拉致被害者らの大規模な集会で、家族会の横田代表は「親世代が亡くなった後に帰国できたとしても心から喜べない」と訴えました。

拉致被害者家族会 横田拓也代表(56)
「日朝両政府はタイムリミットがあることを強く意識してほしい。万が一、親世代が亡くなった後に拉致被害者が日本に帰国できたとしても、心から喜ぶことはできない」

 家族会の横田拓也代表は石破総理にこのように訴え、「言葉を武器にして戦い続けます。引き続き、力添えをお願いします」と呼び掛けました。

石破総理大臣
「もう1度、日朝平壌宣言の原点に立ち返り、この機会を逃すことがないように金正恩委員長に対しましても呼び掛けて参ります」

 石破総理は北朝鮮による拉致について、「国家主権の侵害以外の何物でもない」と強調しました。