■爆窃団と“関連”? 高級腕時計窃盗
「ビルの壁がぶち破られている」
事件が起きたのは、17日午前3時、東京・銀座にあるブランド品買い取り店でした。店内の防犯カメラには“壁が破壊される”瞬間が映っていました。
壁に小さな穴が開くと…ノコギリのような刃物が上から下に動いていきます。その後、棒状のもので“穴”が徐々に広げられ、なんと人の手が。時間はわずか40秒ほどです。さらに時計が並んでいた別の棚の壁にも穴が開き…腕が出てきて何かを掴んでいく様子が。盗まれた高級腕時計は10点以上、被害総額は100万円以上にのぼるといいます。
(被害にあった店舗の社長)「まさかこんなふうに自分の店舗がやられるとは思ってなかった」
同様の手口は過去にも…
2006年には都内の時計販売店の外壁に巨大な穴が開けられ高級時計が被害に…
2009年には貴金属店が狙われました。
(元埼玉県警・捜査1課 佐々木成三さん)「(今回の事件は)かなりの下見をしているということと、壁の開け方がプロのやり方。やはり“この犯罪”に手慣れている手口だなと感じています」
警視庁は犯行の手口から爆窃団との関連も視野に捜査を進めています。爆窃団とは店舗などの壁に穴を開けて荒っぽい手口で犯行を繰り返す中国系の犯罪グループです。
(元埼玉県警・捜査1課 佐々木成三さん)「こういった高級腕時計というのは海外に流れるということも多くありますので、やはりこの来日外国人が関わっているということも十分考えられるなと感じています」
11月24日『有働Times』より