円高一時153円台 次期財務長官の財政規律重視で米長期金利低下

経済

 25日の円相場は一時153円台半ばを付け、先週末よりも1円以上「円高」が進みました。

 背景の一つと考えられるのが、先週、トランプ氏が次期財務長官に投資会社トップのスコット・ベッセント氏を指名したことです。

 ベッセント氏は財政赤字の削減を掲げ、またインフレを抑える観点から、関税強化についても段階的な実施を支持しています。

 財務長官への起用でインフレや財政赤字の膨張に一定の歯止めになるという見方から、アメリカの長期金利が低下。ドルを売る流れにつながったとみられています。

(「グッド!モーニング」2024年11月26日放送分より)