GPIF「利回り引き上げ」東証304円↑

経済

 2日の日経平均株価は、午前は一進一退の展開で方向感を欠きましたが、午後に急反発し、終値は前の日より304円高い、3万8513円と2営業日連続の続伸となりました。

三井住友DSアセットマネジメント 市川雅浩氏
「午後に入り、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が運用利回りを引き上げるとの報道が伝わると、株式の組み入れ比率の引き上げに伴い株式需要が増加するとの見方から、日経平均の買い優勢にそのまま高値圏で取引を終えました」

 今後の株価はどうなるのでしょうか。マーケットが注目したのは、きょう午前0時に発表されたアメリカの「ISM製造業景気指数」です。市場予想を上回る結果でしたが、専門家は次のように指摘しました。

市川氏
「11月は市場予想を上回り、10月の実績から改善。ただ、好況不況の分かれ目の50を8カ月連続で割り込み、市場にあまり大きな反応はみられない」

(「グッド!モーニング」2024年12月3日放送分より)