野村証券元社員が顧客情報悪用し“強盗殺人未遂” 社長謝罪し報酬一部返上

経済

 野村証券元社員が強盗殺人未遂と放火の罪で起訴された事件で社長が3日午後、謝罪しました。

野村證券 奥田健太郎社長
「誠に申し訳ございませんでした」

 この事件は今年7月、野村証券の社員だった男が広島市内の顧客の住宅から約1800万円を奪ったうえ、放火し、住人の女性を殺害しようとした罪で起訴されたものです。

 野村証券は経営陣の責任を明確化するとして、経営幹部10人が報酬を自主返納すると発表しました。

 奥田社長は報酬の30%を3カ月、返上します。

 再発防止策として当面の間、担当者が顧客の自宅を訪問する際に管理者が同席するなどしています。