兵庫・斎藤知事の議会所信「謙虚な姿勢」 公選法違反指摘…陣営が収支報告書

社会

 3日、兵庫県の斎藤元彦知事が再選後初めての県議会に臨みました。

斎藤知事
「私が全身全霊を注いできたのは、新たな事業展開や改革に挑戦することでした。しかし、その過程でおごりや慢心があったかもしれない。丁寧な対話と謙虚な姿勢を胸に刻んで、県政運営に臨む」

 一方、公職選挙法に違反しているのではないかと指摘されている知事選でのSNS運用について、斎藤知事の陣営が選挙管理委員会に提出した収支報告書の内容が明らかになりました。

 収支報告書には、「チラシのデザイン」など4つの項目合わせて38万5000円分が計上されています。

 斎藤陣営はPR会社に対して71万5000円を支払ったと説明していましたが、このうち「公約スライド制作」代、33万円分の記載がありませんでした。

 「選挙運動」ではなく、日常的な「政治活動費」にあたると判断したためとみられます。

 また、4つの項目の支払先は当該のPR会社ではなく、「さいとう元彦後援会」になっていて、後援会経由でPR会社に支払う形がとられていました。

(「グッド!モーニング」2024年12月4日放送分より)