アメリカのトランプ次期大統領がカナダのトルドー首相との会談で「アメリカの51番目の州」になるよう提案したと報じられました。“トランプ流の冗談”と受け止められていますが、真意は分からず波紋が広がっています。
トランプ氏は不法移民や麻薬流入への対抗措置としてカナダとメキシコに25%の関税を課すと宣言しています。
FOXニュースによりますと、先月29日にトランプ氏と会談したカナダのトルドー首相が「25%の関税でカナダ経済は破綻する」と反発したところ、トランプ氏は「アメリカから搾取しなければ生き残れないのか」と迫ったということです。
そのうえで、「首相の肩書きの方がいいが、アメリカの51番目の州知事になることもできる」と述べたとしています。
会談の席では笑いも起こり、冗談だと受け止められていますが、トルドー首相らカナダ側の出席者は「引きつった笑顔を浮かべた」とも伝えています。
トランプ氏は3日に自身のSNSで「おぉ、カナダよ」という短い文章とともにカナダ国旗と並んで立つ自身のイラストを投稿しましたが、真意は分かっていません。
画像:トルドー首相のSNSから