女性行員が貸金庫から10数億円相当を盗んでいた問題で、三菱UFJ銀行の頭取がテレビ朝日の単独取材に応じ謝罪しました。
三菱UFJ銀行 半沢淳一頭取
「まずは本当にお客さまはじめ関係者の皆様に多大なご迷惑、ご心配をお掛けしたことを心よりおわび申し上げます。ご説明する中で(お客様からは)厳しいお言葉もいただきました。それに対しては誠実に対応して参りましたし、今後も誠実に対応していきたいと思っております」
関係者によりますと、貸金庫から現金などを盗んでいた行員は40代の女性管理職でした。
三菱UFJ銀行では、利用者が割り印で封印して貸金庫のスペアキーを厳重に保管していましたが、女性管理職はスペアキーを管理する立場を利用して封印を破り、貸金庫を開けていました。
三菱UFJ銀行の調査に対しては、私的な資金への流用が目的だったとしていて、共犯はおらず1人でやったと話しているということです。
三菱UFJ銀行は再発防止に向けて、今後は貸金庫のスペアキーを店舗ではなく本部で一括管理する方針です。
すでに一部の被害者には補償を始めていて、16日午後にも半沢頭取が会見で謝罪し、問題の経緯などについて説明する方針です。