中学生殺傷事件 容疑者は43歳男 なぜ2人を?逮捕の決め手は

社会

 北九州市の中学生殺傷事件で急展開です。近くに住む43歳の男が逮捕され、容疑を認めています。容疑者の自宅前から報告です。

 (山木翔遥アナウンサー報告)
 逮捕の決め手が明らかになってきました。平原政徳容疑者(43)は犯行後、車で家に帰宅し、そしてまた車で外出したということです。

 外出先の防犯カメラに映る様子と現場のファストフード店の中にある防犯カメラの様子を比較した結果、平原容疑者が同じ服装、黄色いサンダルを履いていたことなどから逮捕に至ったということです。

 (Q.逮捕された平原容疑者は事件現場から直線距離で約900メートルほど離れた一軒家に住んでいて、容疑者の自宅周辺では近隣トラブルがあったというような情報も入っているが、容疑者の人物像は?)
 この辺りは古くからの一軒家などが建ち並ぶ場所で、周りの人に聞いても平原容疑者もしばらくこちらに住んでいたという話でした。

 そして、どんな人かというところについては聞いた話によりますと、普段から拡声器を使って怒声とも言えるような、言葉にならないような奇声を上げていたりだとか、爆竹を突然、鳴らしたり、あるいは本人は見えなくても、ものすごい音で音楽を鳴らしているというような話も聞かれました。

 そして警察によりますと、実際に今年の5月と10月に騒音で通報を受けて取り扱いがあったということです。

 (Q.警察は動機に関し、容疑者が2人を狙っていた可能性についてはどう見ている?)
 警察は2人を狙ったわけではないとみていますが、実際のところは平原容疑者に聞いてみないと分からない部分でもあります。

 現時点で平原容疑者の動機についての供述は明らかになっていません。

 今後、警察は動機面や亡くなった中島さんに対する殺人容疑についても調べる方針です。