北ヨーロッパのバルト海で相次いだ海底ケーブルの損傷に中国船の関与が疑われている問題で、スウェーデン警察が中国当局の調査に同行する形で船に乗り込みました。
中国船籍の貨物船「伊鵬3」は先月17日から18日にかけて、いかりを下ろしたままバルト海のスウェーデン水域を航行し、海底の通信ケーブル2本を損傷させた可能性があると指摘されています。
スウェーデン警察は19日、中国当局の調査のオブザーバーとしてデンマーク沖に停泊している「伊鵬3」に乗り込んだと明らかにしました。
スウェーデン警察は中国側から招待されたとしていて、「伊鵬3」の船内で捜査は行いません。
スウェーデン政府は調査のため、「伊鵬3」に対してデンマーク沖からスウェーデンの領海に移動するよう要請していました。