法務省が今年の犯罪白書を公表 不同意性交の認知件数が前年比6割増加

社会

 法務省は、今年の犯罪白書を公表しました。去年1年間の刑法犯の認知件数は2年連続の増加となっています。

 犯罪白書によりますと、去年1年間の刑法犯の認知件数は70万3351件で、前の年と比べて17%多く、2年連続で増加しました。

 なかでも不同意性交の認知件数は前の年から63.8%増加の2711件、不同意わいせつは29.5%増加の6096件でした。

 去年7月に改正刑法が施行され、「強制性交」から「不同意性交」に改められるなど、構成要件の変更や、性犯罪被害について相談しやすい環境の整備が背景にあるとみられます。

 また、特殊詐欺の件数は3年連続で増加しました。