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　アメリカのトランプ次期大統領はEU（ヨーロッパ連合）がアメリカから大量の石油やガスを購入しなければ関税を課すと警告しました。

　トランプ氏は20日、自身のSNSに「EUはアメリカから石油とガスを大量に買うことで巨額の赤字を埋め合わせなければならないと伝えた。さもなくばずっと関税だ」と投稿しました。

　トランプ氏はEUとの間での巨額の貿易赤字を問題視していて、関税をちらつかせて警告した格好です。

　EUはすでにアメリカの石油やガスの主要な輸出先となっていますが、EUの執行機関である欧州委員会のフォンデアライエン委員長は先月、アメリカ産のLNG（液化天然ガス）の輸入を増やす考えを示していて、追加購入を巡って協議が進むことになりそうです。

　トランプ氏はEU加盟国に対して貿易赤字だけでなく、防衛費の負担でも十分ではないと強い不満を抱いていて、新政権の発足後、関税を武器に圧力を増してくるものとみられます。