ホンダと日産自動車は、経営統合に向けて協議を始めると正式に発表しました。来年6月に最終合意を目指します。
ホンダ 三部敏宏社長
「両社が統合することで、あらゆる領域で化学反応が生まれることによるシナジー効果の可能性は想定以上に大きいことが再確認できました」
ホンダと日産は、持ち株会社を設立して傘下に両社を置く形で経営統合に向けて協議に入りました。
来年6月に最終合意し、2026年8月をめどに持ち株会社の上場を目指します。
また、持ち株会社の社長と取締役の過半数をホンダが指名するということです。
EV(電気自動車)やソフトウェア開発などで海外勢が先行するなか、ホンダの三部社長は、今回の発表について「今一度、世界をリードするための一歩目と理解してほしい」と話しました。
両社は、生産体制や拠点の最適化などを行い、両社の営業利益が3兆円を超える企業を目指すとしています。
また日産が筆頭株主である三菱自動車は、統合の協議に加わるかを来年1月末をめどに判断するということです。