岩屋外務大臣が就任後初めて北京を訪問し、25日午前、中国の李強首相と会談しました。北京から報告です。
(井上桂太朗記者報告)
来月予定されているアメリカのトランプ大統領の就任を前に、日中関係の改善に向けた動きが進んでいます。
岩屋大臣は国会の会期が終わってすぐの25日未明に北京に到着しました。
岩屋外務大臣
「実りある会談にぜひしたい。日中の再スタートの会談にしたいと思っております」
岩屋大臣は朝、「日中の再スタート」という言葉を使って関係改善への意欲を示しました。
そして午前、李強首相との会談が行われましたが、冒頭、両者が笑顔であいさつを交わしているのが印象的でした。
李強首相は「人的な交流や協力を進めていこう」と述べ、岩屋大臣もハイレベルな対話を続けていきたい意向を示すなど、日中関係の重要性を再確認しました。
会談ではこのほか、日本産水産物の輸入再開などについても協議されるとみられます。
午後には「人的・文化交流対話」も開かれる予定で、中国人の訪日ビザ緩和など人的交流の拡大に向けて話し合いが持たれるとみられます。