違法薬物を譲り受けた罪に問われている大手光学機器メーカー「オリンパス」の前社長に対して東京地裁は懲役10カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
オリンパスの社長兼CEO(最高経営責任者)だったシュテファン・カウフマン被告(56)は去年6月から11月にかけて、東京都内で複数回にわたり、コカインやMDMAとみられるものを違法薬物として譲り受けた罪に問われています。
今月27日午前、東京地裁はカウフマン被告に懲役10カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
23日の初公判でカウフマン被告は法廷通訳を通じて「起訴状の内容は正しく、すべて事実に即したものであります」と述べて、起訴内容を認めました。
検察側は懲役10カ月を求刑する一方、弁護側は罰金刑が相当と主張していました。