韓国・尹大統領の拘束めぐり警護庁トップが辞任 今週末にも再び執行か

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 韓国・尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の拘束に向けた動きが続くなか、大統領警護庁のトップが辞任しました。

 大統領警護庁の朴鍾俊(パク・ジョンジュン)庁長は10日、辞表を提出し、大統領権限を代行する崔相穆(チェ・サンモク)副首相がこれを受理しました。

 朴氏はこの日、尹大統領の拘束を妨害したとする特殊公務執行妨害の容疑で取り調べを受けるため警察に出頭していました。

 韓国メディアは、尹大統領の拘束に向けて警護庁幹部から拘束しようとした警察が辞任によって「作戦変更を余儀なくされた」と伝えています。

 捜査側は早ければ今週末にも再び拘束を試みるとみられていますが、警備側や支持者との衝突を避けるため慎重に調整を進めています。