アメリカのトランプ次期大統領による不倫相手への口止め料を巡る裁判で、ニューヨークの裁判所は有罪評決は維持しながらも、刑罰を科さない判断を言い渡しました。
トランプ氏は2016年の大統領選の際、不倫相手の女性への口止め料を隠すために業務記録を改ざんした罪に問われ、去年、陪審の有罪評決を受けました。
10日、量刑の言い渡しにオンラインで出廷したトランプ氏は「私は無実で何も悪いことはしていない」と主張しました。
裁判所は有罪の評決を維持する一方で、刑罰を科さない判断を示しました。
その理由について裁判所の判事は「大統領職が広範な法的保護を受けるため」と説明しました。
トランプ氏は有罪評決を受けたまま就任する初のアメリカ大統領になります。
反トランプ派
「我々一般人と同じように刑罰を受けるべきだ」
トランプ支持
「刑務所には行かないけど重罪人として扱われるなんて不当」
トランプ氏の弁護人は控訴する方針を明らかにしています。