過激な環境団体 今度は「進化論」ダーウィンの墓にオレンジ色の塗料で落書き

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 過激な抗議活動を繰り広げる環境団体がイギリスのウェストミンスター寺院にある科学者・ダーウィンの墓に落書きを行いました。気候変動への迅速な対策を訴えています。

 公開された映像では13日、環境団体「ジャスト・ストップ・オイル」のメンバー2人がウェストミンスター寺院にある「進化論」で知られる科学者・ダーウィンの墓にオレンジ色の塗料で「1.5℃は死んだ」と落書きしました。
 
 これは、去年の世界平均気温が初めて産業革命以前を1.5℃上回ったという最近の発表を受けたものとみられます。

 メンバーの1人は「ダーウィンは人類が絶滅の瀬戸際にいると知ったらひっくり返るだろう」と主張し、政府に対して気候変動の早急な対策を求めました。

 この環境団体はこれまでも、ゴッホの描いた絵画「ヒマワリ」にオレンジの塗料を掛けるなど過激な抗議活動を繰り返してきました。