尹大統領を強制連行の方針 韓国の捜査当局トップ

国際

 逮捕後も取り調べに応じない韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に対し、捜査当局は22日も強制連行を試みる方針です。

 捜査にあたる高官犯罪捜査庁のトップは朝、22日中に尹氏を拘置所から強制連行し、取り調べを行う考えを明らかにしました。

 20日も強制連行を試みていますが、尹氏が拒否したため断念しています。

 尹氏は15日の拘束当日の聴取には黙秘を貫き、その後は聴取自体を拒否しています。

 また、21日午後には「治療を受けるため」として病院に行き、捜査員が撤収した午後9時すぎに拘置所に戻りました。

 これが捜査を避ける目的だとする指摘について、この捜査当局トップは「一定程度そのように見ている」としています。