連合会長「企業は社員の人権守る責任ある」フジテレビ対応めぐり

政治

 労働組合の中央組織「連合」の芳野会長は中居正広さんのトラブルを巡る一連のフジテレビの対応に関連し、「企業は社員の人権を守る責任がある」と強調しました。

連合 芳野会長
「企業としては社員に対する安全配慮義務を負っているということと、ビジネスと人権の観点からも社員の人権を守る責任があると思っています」

 芳野会長は「トラブルについては事実関係は不明のためコメントは控えたい」としたうえで、「健全な労使関係があれば未然に防ぐことができたのではないか」と指摘しました。

 そのうえで「職場の中でのハラスメント対策など、チェック機能を働かせていくことを周知していきたい」と訴えました。

 また、「取引関係におけるハラスメントは弱い立場にしわ寄せがいくことがある」として、政府が相談窓口を整備するなどの対策が必要だと強調しました。