国連は地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」を再び離脱するとアメリカ政府から通知を受けたと明らかにしました。
国連 ドゥジャリク事務総長報道官
「1月27日、アメリカは事務総長に対して、2015年12月12日に合意されたパリ協定からの離脱を通告したことをお知らせします」
ドゥジャリク事務総長報道官は28日、定例会見でこう明らかにしたうえで、正式な離脱は規定に基づいて来年1月27日になると述べました。
アメリカの二酸化炭素の排出量は中国に次いで世界2位ですが、気候変動に懐疑的なトランプ大統領は就任初日の今月20日、パリ協定の再離脱を命じる大統領令に署名しました。
ドゥジャリク事務総長報道官は「我々はパリ協定へのコミットメントを再確認し、地球の気温上昇を食い止めるためのあらゆる努力を支援する」と述べました。