神奈川県警でまた…暴力団組員への情報漏洩で職員に懲戒処分 去年も別の組員への漏洩

社会

 暴力団組員に警察車両の情報を漏らしたとして、神奈川県警は41歳の巡査部長を停職6カ月の懲戒処分としました。県警では去年にも暴力団組員への情報漏洩があり、対策を強化していました。

 停職6カ月の懲戒処分となったのは、神奈川県警南警察署所属の巡査部長の男性です。

 警察によりますと、この巡査部長は去年4月、稲川会系傘下の暴力団組員の男性から車のナンバー照会を依頼され、該当する警察車両の情報を漏らしたということです。

 2人は2018年からの知り合いで、男性巡査部長は「暴力団組織の情報を入手する環境を維持する必要があった」と話しているということです。

 神奈川県警では、去年も稲川会系組員への情報漏洩があったことから対策を強化していました。

 加藤秋人監察官室長は「捜査及び調査の結果を踏まえて厳正に処分致しました。職員に対し、業務管理、人事管理の強化を図っており、引き続き徹底して参ります」とコメントしています。