“違法カジノ“を巡り、令和ロマンの高比良くるまさん(30)が謝罪しました。
■“オンラインカジノ”認め謝罪
令和ロマン 高比良くるまさん
「2019年末、大学時代の知人から誘いを受けました。違法ではないという説明を受けまして、それが2020年末ほどまで1年間ほど続いておりました」
オンラインカジノで賭博をしたことを認め、謝罪したお笑いコンビ「令和ロマン」の高比良くるまさん。くるまさんは違法ではないと思っていたといいます。
吉本興業はANNの取材に対して「現在、事実関係を確認中でございます」とコメントしています。
オンラインカジノの相談を受ける団体によりますと…。
ギャンブル依存症問題を考える会 田中紀子代表
「2018年にIR(統合型リゾート)の“カジノ法案”が通った。そこと混同してしまった若者たちが結構いた。コロナの頃は著名人などが(無料版の)広告塔になっていたので、それで合法と勘違いしてしまった人たちも結構いた」
2018年に成立したIR実施法はカジノを含む大規模な施設を導入するために定められたもので、国が定めた場所でのみカジノが認められます。
まだ施設は建設されていないため、日本では現在、すべてのカジノが違法です。
林芳正官房長官
「“オンラインカジノ”については、海外においては適法に運営されているものであっても国内からこれを利用し、賭博を行うことは犯罪であり、カジノ事業の免許を受けて行われるカジノ行為と“オンラインカジノ”は、その違法性に明確な違いがある」
「カジノを含む統合型リゾートIR実施法」と“オンラインカジノ”とは明確に違うと言及しました。
上場企業に勤めていた男性の家にも“違法カジノ”の影響が…。コロナ禍をきっかけに“オンラインカジノ”にはまってしまったと言います。
40代女性
「本来ある貯金と給料が全部なくなっていて、数百円しか残っていなくて。何回も1万円、3万円…みたいな引き出しがすごくあって、お金がなくなっていた。私の婚約指輪と若い頃に買ったブルガリの時計を持って質屋に売って」
元夫は子どものお年玉や学資保険にまで手を付けたといいます。
結局、借金は1000万円近くになり、7年間住んだマンションも手放すことに。
40代女性
「借金も含めて2000万円くらい使っているのでは。本当に画に描いたような幸せな家庭だったと思う。崩壊ですかね」
政府は今後、規制や対策を進めていくとしています。