アメリカのトランプ大統領は、渋滞緩和などを目的にニューヨークで導入されたばかりの「渋滞税」をわずか1カ月余りで停止する意向を示しました。
「渋滞税」はマンハッタンの慢性的な渋滞緩和などを目的に中心部に乗り入れる車両に日本円で約1400円の通行料を課すものです。
トランプ氏は就任前から旅行客やビジネスへの影響を懸念し反対していて、今回、ニューヨーク州のホークル知事への書簡でバイデン政権による認可を撤回する意向を伝えました。
先月5日の導入以降、交通量が9%減少するなど効果が出た一方、自動車通勤する近隣の住民からは不評です。
近くに住む人
「ジレンマよね。渋滞にはまるけど、懐には優しいから」
「渋滞税が実際のサービスよりも高い。タクシー運転手としては少し問題だ」
「渋滞税」を管轄するMTA=ニューヨーク州都市交通局は即日、この決定を不服として連邦地裁に提訴しました。