1月の消費者物価指数は前年同月比で3.2%上昇 食料品の価格高騰止まず…コメ類70.9%

政治

 総務省が発表した1月の全国の消費者物価指数は、値動きの大きい生鮮食品を除くと前の年の同じ月と比べて3.2%上昇しました。

 上昇は3年5カ月連続で、3.2%の上昇幅は大手電力会社の規制料金引き上げが行われた2023年6月以来、1年7カ月ぶりの高水準となりました。

 食料品価格の値上げも依然、続いていて、コメ類全体の価格は前年同月比で70.9%上昇し、比較可能な1971年1月以降で最大の上げ幅となりました。

 また、エネルギー価格も前の年の同じ月と比べて10.8%上昇しました。

 電気・ガス代の資源価格は下落した一方、前年に実施されていた政府による電気ガス価格の激変緩和対策事業がなくなった反動や灯油・ガソリンの補助金の縮小が影響しているということです。