2月22日は“ニャン・ニャン・ニャン”でネコの日です。ネコが生み出す経済効果「ネコノミクス」はこの3年で1.5倍に伸びているといいます。その盛り上がりを取材しました。
■盛り上がる“猫の日”商戦 関連グッズ続々
ニャンとも負けず嫌いのネコ。ネコ好きな人にはたまらない動画です。今、SNSではこうしたなんでもないネコの日常が人気を博しています。
2月22日は“ニャン・ニャン・ニャン”。日本各地でネコの日にちなんだ商戦が活気付いていました。
福岡市の「大丸福岡天神店」ではネコをモチーフにしたスイーツやアイテムがずらり。ネコの顔の形をしたクッキーやソースでネコが描かれた「にゃんコロッケ」。さらに、ネコ好きの社員が集めたというグッズ売り場にはネコ耳の帽子。
客
「(Q.ネコがお好きなんですね)ネコ好きですけど、飼ったことはないです。イヌはいます」
このイベントは25日まで開かれています。
「ファミリ~にゃ~ト(ファミリーマート)」ではネコの肉球をイメージしたスイーツなど、オリジナル商品を去年より大幅に増やして販売。セブン-イレブンでもネコにちなんだ商品を発見することができます。
科学誌「ニュートン」も「ニャートン」に名称変更?実はこれ、ネコだけを特集した増刊で、科学的に明らかになってきたネコの心理に迫っています。
■3年で1.5倍!成長する“ネコノミクス”
近年、盛り上がりを見せるネコの日。背景には、ネコブームがあります。
ペットフード協会によりますと、去年のネコの飼育頭数はおよそ915万5000で、犬を圧倒しています。それに伴い、今年のネコの経済効果、いわゆる「ネコノミクス」は過去最高額に。その額はニャンと、2兆9086億円との試算もあり、3年で1.5倍にも成長しているといいます。
こうしたネコ人気は意外なところにも…。
カー用品店のイエローハットなんですがその反対側、「イエロー“キャット”」と書かれていますね。ニャンと、イエローハットではネコと触れ合えるスペースを無料で開放。22日も多くの人が利用していました。
100匹いるというネコたちは実は保護猫で、22日は譲渡会が行われていたのです。でも、なぜカー用品店なのでしょうか。
イエローハット 桑原敏満課長
「もともと、うちのイエローハットの社名が、小学生が登下校時にかぶる黄色い帽子が由来でもあるんです」
子どもたちだけではなくネコの交通事故も減らしたい。そんな思いから保護猫譲渡会を始めたといいます。
家族3世代で見に来た人は…。
譲渡会の参加者(70代)
「かわいいね~どうしようか?」
保護猫との相性を見るために、一緒に暮らしてみる期間(トライアル)に申し込みをしたようです。
譲渡会の参加者
「(Q.どの子にされたんですか?)あの黒いネコ。ジューシーちゃんって名前」
「(Q.どうしてこの子を一番気に入ったんですか?)前に飼っていたネコが真っ黒けで、それによく似ていて。そのネコ、いなくなっちゃったから。死んじゃったの…」
ネコとは、どんな存在なのでしょうか。
譲渡会の参加者(70代)
「まあ、家族の一員?本当はすごくわがままなところが嫌いだけど、どんなにかわいがったって、気に入らなきゃ(自分のもとに)来ない」
「(Q.ちょっと気分屋さんな部分が?)そうなのよ。だけど、やっぱりかわいいよね」