自動車業界の労働組合が加盟する自動車総連は、今年の春闘での賃上げ額が1975年以降で最も高い水準となる見通しであることを明らかにしました。
自動車総連によりますと、ベースアップ相当分と定期昇給相当分を合わせた賃上げは平均1万8610円となり、去年に比べて1920円増加しました。
トヨタ自動車は労働組合が求めた最大で月2万4450円の賃上げとボーナスについて、5年連続で満額回答しました。
マツダは4年連続の満額回答、スズキは2年連続で要求を上回る賃上げとなりました。
一方、日産は業績悪化が響いて5年ぶりに要求を下回りましたが、月平均1万6500円の賃上げは去年に次ぐ高水準でした。
ホンダや三菱自動車も賃上げ額は要求を下回りました。