殺人事件の被害者遺族ら DNA捜査の法制化を訴える

社会

 殺人事件の被害者遺族らが事件の早期解決のため、DNA捜査の法制化などを訴えました。

「宙の会」会長 小林賢二さん
「(DNA捜査が)早いところ法制化して、もっともっと有効に鑑定できるような仕組みができ上がることを強く要望します」

 殺人事件の被害者遺族らでつくる「宙の会」の会長・小林さんは1996年に上智大学に通っていた娘の順子さん(当時21)を殺害され、事件は今も未解決のままです。

 15日、「宙の会」は国家公安委員会に要望書を提出しました。

 日本にはDNA捜査についての法律がなく、要望書では容疑者の性別や年代などの早期の特定を可能にするDNA情報の積極的な活用や法律の整備などを訴えました。