アメリカの首都ワシントンでは風物詩の桜が見頃を迎えつつあり、多くの観光客らが春の訪れを楽しんでいます。
アメリカ随一の桜の名所の一つ、ポトマック川周辺では、薄いピンクに色付いた桜が見頃を迎えつつあります。
国立公園局によりますと、開花のピークは28日から31日ごろと見込まれていますが、天候がすぐれない予報であることから、晴天となった27日に多くの観光客らが訪れ、一足早い花見を楽しんでいました。
花見客
「驚くほど美しい。桜を見上げているだけで気持ちが落ち着きます」
「桜の天蓋(てんがい)の下に座っていると、まるで日本にいるかのような気分になります」
ワシントンの桜は1912年に当時の東京市の市長が日米親善の証として、3000本の桜を贈ったことが始まりです。
開花の時期に合わせて毎年恒例の「全米桜祭り」が来月13日まで開かれ、日本文化を紹介するイベントが開催されます。
訪れた人からは「桜は日米間の美しい外交の形で、私たちにとっては宝物のようだ」と日米友好の歴史を祝う声が上がっていました。