ヘグセス国防長官が、機密情報を話し合う外国の閣僚との会談に妻を同席させていたとアメリカメディアが報じました。
ウォール・ストリート・ジャーナルによりますと、国防総省で6日に行われたヘグセス国防長官とイギリスのヒーリー国防相との会談に、ジェニファー夫人が同席していたということです。
会談はアメリカがウクライナへの軍事支援を一時停止した直後に開かれ、今後の軍事協力などが協議されていました。
また、先月、ブリュッセルのNATO(北大西洋条約機構)本部で開かれたウクライナ支援の関係国会合でも、ジェニファー夫人が同席していたということです。
ジェニファー夫人はヘグセス長官が司会者を務めていた保守系FOXニュースの元プロデューサーで、機密情報を取り扱う資格を持っているかは不明です。
機密性の高い安全保障の会合に国防長官の配偶者が同席することは極めて異例です。
ヘグセス長官は、民間の通信アプリ「シグナル」を使って軍事作戦を政権幹部と共有し、情報を漏洩(ろうえい)した問題が浮上していて、今回の報道でさらに批判が強まることになりそうです。