トランプ氏 プーチン氏に「非常に腹が立つ」米メディアに語る 今週再び協議の予定

国際

 アメリカのトランプ大統領はウクライナを巡るロシアのプーチン大統領の発言に「腹が立っている」と述べ、さらなる経済制裁に言及しました。

 プーチン大統領は27日、戒厳令を理由に大統領選挙を実施していないゼレンスキー大統領は「非合法な大統領」だと主張し、国連などによる暫定政府の設置と大統領選を経たうえで、交渉が可能になるとの認識を示しました。

 トランプ大統領は30日に行われたNBCニュースのインタビューの中で、プーチン大統領の発言に「非常に腹が立つ」「頭に来ている」などと述べ、停戦に向けて「正しい方向に向かっていない」と批判しました。

 トランプ大統領は停戦が実現できずロシアに非があると判断した場合、ロシア産原油への制裁を科すと述べ、ロシアから原油を輸入している国も関税の引き上げなどで制裁対象にする警告しました。

 また、プーチン大統領とは今週、再び協議する予定だと明らかにしました。

 トランプ大統領は「プーチン氏とは良好な関係にあり、プーチン氏が正しい行動をとれば怒りはすぐに消える」としています。