浜松小学生4人死傷事故 重体の姉 意識が回復

社会

 静岡県浜松市で小学生4人が軽トラックにはねられ死傷した事故で、死亡した女の子の父親が取材に応じ、重体だった小学4年生の姉の意識が回復したと明らかにしました。

 24日、浜松市中央区で軽トラックが女の子4人の自転車の列に突っ込み、小学2年生の石川琴陽さん(8)が死亡、小学4年生の姉が重体となっていました。

 事故発生から1週間となるのを前に30日、姉妹の父親が取材に応じ、重体だった姉の意識が戻り、29日の夜に会話ができたことを明らかにしました。

 父親によりますと、姉は人工呼吸器が外れたものの現在もICU(集中治療室)で治療中で、家族に対して亡くなった妹について尋ねたということです。

 父親は「うれしいけれど喜べない。半分うれしくて半分悲しい」と語り、29日に葬儀を終えた琴陽さんについては「まだ生きている感覚」と胸の内を吐露しました。