天然記念物「オカヤドカリ」998匹を不当に持ち出そうとしたか 男2人逮捕 沖縄・宮古島

社会

 沖縄県宮古島市で国指定天然記念物「オカヤドカリ」998匹を不当に持ち出そうとしたとして、台湾出身の男2人が逮捕されました。

 文化財保護法違反の疑いで逮捕されたのは、台湾出身の林柏亨容疑者(29)と黄皓天容疑者(29)です。

 警察によりますと、林容疑者らは先月30日午後8時45分ごろ、宮古島市内でオカヤドカリ998匹が入ったダンボール4箱を県外へ持ち出そうとした疑いが持たれています。

 空港内の荷物検査で林容疑者ら2人が配送手続きをした荷物を調べたところ、ヤドカリのようなものが見つかったため宅配業者が警察へ通報しました。

 その後、ダンボールを取りに来た男らと接触した警察が箱の中身を確認し、オカヤドカリを見つけたため逮捕したということです。

 警察の調べに対して林容疑者らは「中にヤドカリが入っていたのは知っていたが、自分たちは取ってはいない。人に頼まれた」と一部、容疑を否認しています。

 警察は捕獲場所や犯行動機などを調べるとしています。