ロシアによるウクライナ侵攻で、3月に死傷した民間人が、前の月からおよそ50%増加したと国連の機関が発表しました。
国連ウクライナ人権監視団9日付で、3月に死亡した民間人は少なくとも164人、負傷者は910人と発表しました。
2月の死者数は129人、負傷者数588人で死傷者の合計はおよそ50%増加したと報告しました。
トランプ大統領
「ロシアとウクライナはうまくいっている。もうじき分かるだろう」
アメリカ・トランプ政権のウィトコフ特使が11日、プーチン大統領と協議しましたが、トランプ大統領は12日、移動中の大統領専用機で記者団に対してロシアとの協議が順調との見方を示しました。
しかしロシアによる攻撃は12日も各地で続いていて、ウクライナ当局によりますと、首都キーウではドローン攻撃で3人が負傷したほか、ロシアが一部占領している南部へルソン州でも2人が死亡したということです。
また2月にドローン攻撃を受けたチョルノービリ原発4号機について、ウクライナ環境相は格納施設の一部が機能せず修復の必要があると明らかにしました。
ウクライナ側はロシア軍のドローン攻撃だとしていますが、ロシア側は関与を否定しています。