フジテレビ親会社の大株主である外資系投資ファンドがSBIホールディングスの北尾社長を新たな取締役の候補に提案することで調整していることが分かりました。
関係者によりますと、アメリカの投資ファンド「ダルトン・インベストメンツ」は、6月に開催されるフジテレビの親会社の株主総会で新たな取締役候補を提案する方針です。
その一人に、SBIホールディングスの北尾吉孝社長を入れる方向で調整しているということです。
別の関係者は、北尾社長はダルトン側の提案を前向きに受け止めていて、近く会見することを検討しているとしています。
北尾社長は20年前、堀江貴文氏が率いていたライブドアによるフジテレビ買収騒動でフジテレビを守る側に回り、両社の和解につなげた経緯があります。
しかし、最近になってフジテレビの第三者委員会の報告書を受け、自身のSNSで当時、フジテレビを守ることを「やるべきではなかった」と発信しています。