ウクライナで捕虜の中国人兵士 ロシア軍参加は「TikTokの宣伝見て、お金が欲しくて」

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 ウクライナで捕虜となったロシア軍の「中国人兵士」が会見で「処罰されることは覚悟できているが、中国に帰りたい」と述べました。

 ウクライナの首都キーウで14日、ロシア軍に参加し、ウクライナで捕虜となった中国人兵士2人が会見しました。

 このうち1人はロシアに来た理由について「旅行だった」としていて、その旅行中に軍に参加したとしています。

 軍に参加した理由は動画投稿アプリの「TikTokなどの宣伝を見て、お金が欲しかったから」と話しています。

 そのうえで、「ロシアと中国、どちらに帰りたいか」という記者の質問に「中国に帰りたい」と述べました。

 もう1人は「リハビリ関係の仕事をするつもりでロシアに行った」としていて、「気付いたら前線に送られていた」と説明しています。

 2人はロシア軍に参加したことについて中国政府の関与はないと否定しています。