米と核交渉続くイラン 長年の制裁解除に市民ら期待

国際

 核問題を巡ってアメリカとの協議を続けるイランでは、長年続く制裁の解除にもつながるのではと市民らが交渉の行方に注目しています。

 イランの年間のインフレ率は29.5%となっていて、通貨のリヤルは世界で最も弱い通貨の一つとなっています。

 イランが交渉に応じる背景には長年続くこうした制裁の解除を求める狙いもあります。

市民
「(交渉の行方は)神のみぞ知ることだ。皆、祈り続けている。この生活に疲れたから」
「(合意に達すれば)価格も人々の心も安定するし、いいものが買えるようになり、収入も増える」

 最高指導者ハメネイ師は交渉について「最初の段階はうまくいった」としながらも、アメリカに対しては「悲観的」な考えを示していて、19日の交渉がどこまで進むかが焦点です。