アメリカ西部カリフォルニア州のニューサム知事が、トランプ政権が世界各国へ課した関税の差し止めを求めて提訴しました。
カリフォルニア州 ニューサム知事
「カリフォルニア州の経済的不安定性は顕著で深刻だ。メキシコ、カナダ、中国からの輸入を考えよう。カリフォルニア州の輸入の44%はこの3カ国から来ている」
カリフォルニア州はロサンゼルスを中心にアメリカ有数の輸出入の拠点で、関税による影響が甚大だとしてニューサム知事は相互関税の差し止めを求めています。
また、相互関税の発動は大統領としての権限を超えていると指摘し、州の企業や経済が混乱して、雇用が脅かされると危機感をあらわにしました。
相互関税を巡って、アメリカの州政府が国の通商政策に反対して裁判を起こしたのは今回が初めてです。
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